今日も事業承継のお話に

2012年08月24日

 今日は午後から建設業許可の更新手続きの終わったS工務店さんに許可通知書をお届けに行きましたところ、社長さんから暫し事業承継についての思いを中心にお話をお聞きしました。

 大工の見習い時期を含めて約40年間、建築に携われてきた社長さんですが、昨今、ふっと仕事と離れて気楽に成りたいと思うことがあるとのこと。でも、この会社には後継予定者の息子さんがありますので、今、商売をやめるわけにはゆきません。

 さて、事業承継のお話では、「後継者は先代と違ってもいいから、これなら他人に負けないという独自の能力がないと、いけないと思う。」ということでした。

 とりあえず事業を承継したとしても、仕事の勘所を押さえる能力は先代の独自のもの、会社の長年の信用も先代のもの。そうなると後継者は会社を受け継いだとしても、自身の能力や信用は自前で作って行く必要があるという意味だと私なりに理解しました。

 小規模な会社では、仕事の処理能力や信用は社長の属人的なものということですね。つまり、その会社の独自資源が社長の独自資源とイコールなわけです。

 確かに改めて、そう言われてみればそうですね。だから、小規模会社の事業承継は難しいと仰りたかったわけですね。S工務店さんの社長さんは、そう言いながら、後継者が我が子ゆえの心配があるというふうでした。

 競争市場の中で独自資源を持ち、それをもとに差別化ポイントを作る必要がある。そこで、受け継いだものもあるとはいえ、二代目社長には試練が待っているということですね。

 事業承継と言えば、おうおうにして株式、相続、税金、債務などの問題に偏った議論のなされかたが多いですが、今日は、経営戦略の面でも、もっと、事業承継を研究しないといけないなと思いました。


タグ :事業承継

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