「年収6割でも週休4日という生き方」ビル・トッテン著
2009年11月03日

ビル・トッテンさんの「年収6割でも週休4日という生き方」という本を読み終えました。ビル・トッテンさんはこれまでも祖国である米国を批判し親日本を掲げてこられた人です。著作の中で米国の国籍を捨て日本に帰化した理由が書かれていました。「祖国を愛するが故に、その政府の誤った行動を批判してきた(同書から引用)」のに、アメリカ安全保障局のブラックリストに載せられテロリスト扱いにされたのが、そのきっかけだったそうです。(ビル・トッテンさんの帰化申請は実は私の知り合いの行政書士がお手伝いしたのです。)
さて、この本ですが、はっきり言って超お勧めです

トッテンさんも書いておられますが、野菜作りは実に面白い趣味だと思います。まして単なる趣味で終わらず収穫した野菜を食することができますし、たとえ一部分とはいえ自給自足生活もできるわけですね。また、取れたての野菜は美味ですから言うことがありません。出来れば私も再チャレンジしたいと常々考えていましたが、この本を読んで、その意識がより強くなりました。
この本、そうした趣味の話だけではありません。タイトルの「年収6割でも週休4日という生き方」は、自ら経営する会社において試されたようですが、こういう生き方を提唱される理由は現在の経済情勢です。深刻な不況、失業率の増加などへの対応をどうすべきかまで書かれています。現在の世の中の仕組みでは、なかなか実現できそうにない点が残念ですが一人でも多くの人が同じような考え方に立てば暗い世相も明るい方向に行くのではないかと思います。
「人生のゆとりとは、何か?」考えさせられますね。
また、第2章の「脱カジノ経済 四つの提言」も必読だと思います。現在の世界の金融システムが実は博打によって動いているという分析は読み応えがあります。日本の金融ビッグバンから一連の規制緩和までの問題点も明らかにされています。金融や経済の勉強としても非常に有用だと思いました。「ははーん、こういうことだったのか!」という感じで、まさに目から鱗が落ちました。
平凡な市民が如何にしてこれから生きていくべきかの答えまで書かれていて非常に参考になる本だと私は思いますし、たいへん共感しましたね。