公正証書遺言が完成しました

2013年09月01日

 先月28日に大津の公証役場に御依頼人さんと一緒に公正証書遺言の作成手続きに出向きました。

 今回は79歳の女性=Aさんの遺言です。この方、独身で子供さんがありません。

 Aさんは幼くして戦争で父親を亡くし、13歳のときに母親と離別。それ以後、当時12歳と4歳の妹との3人暮らしを強いられました。

 たいへん苦労されました。姉妹とはいえ、実際は4歳の妹の親代わりでした。それでも、何とか生き抜いてこられ、不動産を持つまでになられたのですが、先頃、離別した母親が再婚していて子供が2人(うち、1名は既に死亡、子供なし。生存者は女性。)いたことが判明しました。

 母親は既に他界されていますので、Aさんの推定相続人は二人の全妹と一人の半妹です。

 顔も知らない半妹ですが、どうも、成年後見人が就いている状況のようです。

 このような状況下で、Aさんはその遺産を一番下の全妹(Bさん)に遺したいとのことでした。何しろ、AさんはBさんの親代わりで、我が子も一緒と話すほどですから、その心情は察することができます。

 そこで、Bさんに全財産を相続させる遺言を作ったわけです。

 兄弟姉妹には遺留分がありませんから、これで大丈夫ですが、もし、BさんがAさんより先に亡くなれると、この遺言は実現不可能なものになってしまうので、BさんがAさんより先に亡くなれた場合のことも遺言書に盛り込みたかったのですが、Aさんには、今、BさんがAさんより先に亡くなった後のことがイメージし難かったようで、今回は見送りました。

 遺言書ができるまで、たいへん、緊張されていたAさんですが、でも、手続きがすべて終わって、ホッとしたと言って貰えました。

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