今年も間もなく行政書士試験
来月10日の日曜日には、行政書士の試験が実施されます。
思い起こせば、私が受験したのは19年前。当時は10月に実施されていた試験でした。
試験の内容も、今とは大きく違って、論述問題というのがありました。これは、試験場で初めて知らされた課題について800字くらいの論述を書かせる試験です。
これが結構、やっかいでしたね。
と、言うのも、採点基準が明確でないうえ、触れなければならない論点がいくつかあり全体に一貫性があることなどが要求されるというのが一般的な予測でした(これとて、あくまで予測です。)。それに、誤字脱字はもちろんNG!
はっきり言って、知らない課題が出たら、それだけで沈没みたいな感じでしたから、課題を知るまで大変、緊張していた記憶があります。
予備校などでは、その年の話題になったニュースの中から、毎年、何題か予想問題を立てていましたね。
私が受けて合格した平成6年の課題は、「円高が日本経済に与える影響について」だったと思います。
平成6年6月に日本の通貨である円が戦後初めて1ドル=100円台を突破し、最高値を記録したことで、この年の課題に取り上げられたわけですね。
大きなニュースだっただけに今から考えれば、楽勝なんて思えるかもしれませんが、大きな話題は他にも幾らでもあるわけで、ヤマを張って外れたら撃沈ですからね、やっぱり大変です。
なお、この論述試験は平成11年を最後になくなり、語句の穴埋め式を経て、現在の記述式試験へと移行しました。
ちなみに、旧試験と新試験の通算で、最も合格率が低かった年は平成17年の2.62%で、次いで平成15年の2.89%、平成11年の4.29%がベスト3です。
それで、その次はといえば、実は私が合格した平成6年の4.54%です。当時、10%前後が行政書士試験の合格率の平均だったのに、いきなり5%を切ったので、いささか驚きました。
以上、思い出の行政書士試験でした(^^)
今年、受験する皆さんのご健闘をお祈り申し上げます!
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